歯周病が補償されるペット保険はどこでしょうか。歯科治療を補償対象外としているペット保険も教えてください。
こんな悩みに答えます!
- 歯周病が補償されるペット保険一覧
- 歯科治療が補償対象外のペット保険
- そもそも歯科治療補償は必要か
犬猫ともに発症率の高い歯周病。ペットちゃんの場合、人間のようにじっとできないので、全身麻酔下の手術となり、治療費が高額になるのも珍しくありません。
しかし最近の安いペット保険は、この歯科治療を補償対象外とするケースが増えてきました!今回は歯科治療がしっかり補償されるペット保険と、補償されないペット保険を紹介していきます。
歯科治療が補償されるペット保険一覧
歯周病の治療がしっかり補償されるペット保険はどれですか。
さっそく結論ですが、歯科治療が補償されるペット保険の一覧はこちらです。
なお予防目的の「歯石取り」や「乳歯遺残」は全ペット保険で補償対象外となっていますのでご注意ください。
- アニコム
- アイペット
- PS保険
- 楽天ペット保険
- ペット&ファミリー
- イーペット
- イオンのペット保険
以下、公式HPや重要事項説明書で確認できた説明です。
アニコム
歯石取りは保険の対象となりますか?
https://faq.anicom-sompo.co.jp/faq/show/177
回答
症状がない場合や美容目的の歯石取りの場合は、保険の対象となりません。
ただし、歯周病等の歯科口腔内症状があり、治療の一環と
して行う歯石取りは保険の対象となります。
歯の治療のため全身麻酔をしましたが、手術になるのですか?
https://faq.anicom-sompo.co.jp/faq/show/185
回答
保険運営上、全身麻酔下での歯科処置は手術扱いとなります。
ただし、歯周病等の歯科口腔内症状があり、治療の一環として行う場合のみ、
補償対象となります。
アイペット
歯科治療は補償の対象ですか?
https://www.ipet-ins.com/faq/27018/
補償開始日以降に発症した傷病であれば、補償の対象です。ただし、歯石取り、歯切り・歯削り(不正咬合を含みます)など、傷病にあたらないものや、予防行為等は補償の対象外です。※他の傷病の治療の手段としてこれらの処置またはこれらに対しての処置を行った場合を除きます。
PS保険
PS保険なら歯科治療も補償します!
ぺットの保険金請求でトップクラスに多いのが、歯周病の治療費です。
この歯科治療が補償の対象になっていないペット保険が多くありますが、 PS保険では歯科治療も補償の対象となっているので安心です。注)予防を目的とした費用は、補償の対象外です。
https://pshoken.co.jp/lpr/001/
楽天ペット保険
ペット保険では補償対象外にされがちな「歯科治療(歯周病)」、「膝蓋骨脱臼(パテラ)」、治療症例数が多い「尿路結石症」、「椎間板ヘルニア」、「癌(ガン)」も、しっかり補償します。
https://www.rakuten-ssi.co.jp/product/zutto_motto/
ペット&ファミリー
歯周病治療のため、歯石除去を行いました。この歯石除去は保険金の支払い対象になりますか。
https://www.petfamilyins.co.jp/faq/faq_category/product/product-content-qa/
歯肉炎や歯周病等の治療のために実施した歯石除去は保険金のお支払い対象です。
※歯周病等の病気の発症を予防する目的で実施した歯石除去は保険金のお支払い対象にはなりません。(不妊手術などの際に、予防目的として同時に行う歯石除去なども保険金のお支払い対象にはなりません。)。詳しくは、請求書類の内容確認後の判断となります。
イーペット
歯周病と診断された場合の歯石除去は、補償対象となりますか?
歯周病の治療の一環として行われる歯石除去は、補償対象となります。
https://www.e-pet.co.jp/faq/
※歯周病予防を目的とした歯石除去は、補償対象外となります。
イオンのペット保険
重要事項説明書に補償対象外との記載がありませんでした。(参考:https://www.aeonssi.co.jp/pdf/pet_zyuuyou.pdf)
歯科治療が補償されないペット保険一覧
歯周病の治療が補償されないペット保険を教えてください。
つづいて、歯科治療がしっかり補償されないペット保険を紹介していきます。
歯科治療の一部しか補償されないものも「しっかり補償されない」という意味でこちらにカテゴライズしてるのでご留意ください。
- リトルファミリー「わんデイズ・にゃんデイズ」
- SBIいきいき少短のペット保険※
- FPC「フリーペットほけん」※
- プリズムコール
- 日本ペット「いぬとねこの保険」
- アクサダイレクトのペット保険
- ペッツベスト
※一部補償対象
こちらも公式HPや重要事項説明書などの記述を転載します。
リトルファミリー「わんデイズ・にゃんデイズ」
歯科治療は補償されるの?
https://lp.littlefamily-ssi.com/service/
歯科治療は補償の対象外です。
SBIいきいき少短のペット保険
【ペット保険】歯石取りは補償対象となりますか?
歯科治療および口腔外科治療は補償の対象外です。治療の一環として行われた場合も含め、歯石取り、乳歯遺残による乳歯抜歯も補償の対象外となります。
https://faq.i-sedai.com/kb/ja/article/%E3%80%90%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88%E4%BF%9D%E9%99%BA%E3%80%91%E6%AD%AF%E7%9F%B3%E5%8F%96%E3%82%8A%E3%81%AF%E8%A3%9C%E5%84%9F%E5%AF%BE%E8%B1%A1%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8B%EF%BC%9F
ただし、傷害の治療目的に該当する場合には補償の対象となります。
FPC「フリーペットほけん」
歯科治療そのものを対象外としているペット保険もありますが、 FPCフリーペットほけんは歯科治療もカバーしています。
https://www.fpc-pet.co.jp/product/compensation
(中略)
※補償開始前からの傷病、歯石除去や予防の場合等は補償の対象外となります。
FPCは歯科治療をカバーしていると記載されていますが、治療目的でも歯石除去は補償対象外のため、歯科治療をしっかり補償しているとは言えません。
プリズムコール
保険金をお支払いできない場合
(中略)
https://www.animalclub.jp/guarantee.html
13.歯削(歯切)および歯石除去ならびに歯肉、歯牙、歯周病、不正咬合などの歯に係る一切の歯科医療措置
日本ペット「いぬとねこの保険」
別表 1 対象とならない事由
(中略)乳歯及び歯牙に関する処置
https://www.nihonpet.co.jp/faq/099175f67fe5334b560a12ff13889dc220eb0849.pdf
アクサダイレクトのペット保険
治療費用保険金の補償対象外となる費用には何がありますか?
歯および歯肉の治療、歯石除去や予防目的の診療、妊娠・出産に関する費用、文書作成料などは補償の対象外となっております。また、保険始期日前に発生していたケガや病気は補償の対象外となります。
https://www.axa-direct.co.jp/pet/faq/coverage/02.html
ペッツベスト
補償の対象とならない費用
(中略)
歯石除去費用および歯科医療費用(乳歯遺残、不正咬合その他異常形成の改善医療のほか、歯周病に関わる歯肉炎・歯槽膿漏・抜歯・根尖膿瘍・歯槽骨膜炎・顎骨炎など。)
https://www.petsbest.co.jp/plan/compensation/index.html
そもそも歯科治療補償は必要か
ペット保険に歯科治療補償はあったほうがいいのでしょうか?
犬猫問わず歯周病は発症率が高い
結論ですが、歯科治療補償があった方が安心かと思います。なぜなら、歯周病は犬猫問わずとても発症率が高い病気だからです。
猫も歯周病になりやすい
猫は虫歯にならないから歯科治療とは無縁なのではないですか?
猫はたしかに虫歯にはなりませんが、歯肉炎や歯周炎のような歯周トラブルは引き起こります。
虫歯だけが歯周病ではない点に注目しましょう。
歯科治療は意外と高額
歯科治療の費用はどれくらいかかるのですか?
治療は歯石取りのみでも全身麻酔下の手術となるため、高額になりがちです。抜歯の場合は縫合も含むため、さらに高額になります。
5~24万円前後
人間の場合ですと、歯科治療はそこまで高くならない印象がありますが、ペットちゃんの場合ですと話が変わってくるので覚えておくといいでしょう。
歯科治療補償されるペット保険まとめ「歯周病は意外と高額治療なので注意」
歯科治療が補償されるペット保険についてまとめてきました。歯科治療が補償されるペット保険は以下のとおりです。
歯周病は犬猫ともに発症率が高く、意外と治療費が高いのでペット保険の補償対象か確認するようにしましょう。
もちろん、予防に力を入れれば歯科治療補償は必要ないかもしれませんが、歯磨きをとても嫌がる犬猫ちゃんもたくさんいます。ご自身のペットちゃんに合った保険選びをしてあげてください。
\元ペット保険屋さんが選定 /
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