アイペットとアニコムどちらがよいか。元ペット保険屋さんが比較しました!

アイペットとアニコムどっちがいいの?
悩んでる人

アニコムの「どうぶつ健保」とアイペットの「うちの子」はどちらがおすすめですか?比較した結果を教えて欲しいです。

こんな悩みに答えます!

この記事の内容
  • アニコムとアイペットはどちらがよいのか
  • 補償内容、保険料、付帯サービスの比較
この記事を書いた人
  • 元ペット保険屋さん
  • ペット飼育歴15年以上
  • 犬の管理栄養士
すずきちです

ペット保険シェアNo.1のアニコム、No.2のアイペット、どちらも大手で安心感はありますが、けっきょくのところどちらの保険が良いのかはよく分かりませんよね。

そこで!元ペット保険のわたしが、アニコム「どうぶつ健保」とアイペット「うちの子」を比較して、どちらがおすすめか解説します!

すずきち

あくまで個人の感想や意見であるため、最終的な判断は必ず重要事項説明書を読み、ご自身の判断でお願いします。

目次

アニコムとアイペットを徹底比較

悩んでる人

アニコムとアイペットはどちらが良いか教えてください。

まず結論ですが、一概にアニコムのほうが良いです!アイペットのほうがおすすめです!といった答えは出せません。

そこで、複数項目に分けて比較し、総合するとどちらが良い保険なのかを考えてみたいと思います。今回比較する項目は下記のとおりです。

アニコムとアイペットの比較内容
  • 補償内容
  • 保険料
  • 割引制度
  • 補償対象外の病気
  • 慢性・先天性・遺伝性疾患への対応
  • 加入可能な年齢
  • 待機期間
  • 免責金額
  • 窓口精算
  • 獣医師相談サービス
  • 健康診断サービス
  • 迷子捜索サービス
すずきち

なおどちらの保険もメジャー商品である、70%補償プランを比較対象にしていきます。

補償内容の違い

悩んでる人

アニコムとアイペットの補償内容は、どのような違いがありますか?

まずは大切な補償内容について比較していきます。アニコムとアイペットの補償内容は以下のとおりです。

アニコムアイペット
通院補償日額上限:14,000円
限度日数:20日
日額上限:12,000円
限度日数:22日
入院補償日額上限:14,000円
限度日数:20日
日額上限:30,000円
限度日数:22日
手術補償1回の上限額:140,000円
限度回数:2回
1回の上限額:150,000円
限度回数:2回
年間最大補償額84万円122.4万円
フルカバー型の70%補償プランの比較

通院の場合はアニコムが日額上限は多くアイペットは使える日数が多い結果となりました。入院はどちらもアイペットのほうが手厚いです。手術もアイペットのほうが手厚いと言えるでしょう。

年間最大補償額でみると、アイペットが40万円ほど上のため、補償内容はアイペットのほうが手厚いと言えるでしょう。

すずきち

上記の金額を使い切るのは稀かと思いますが、単純な補償内容で言えばアイペットの勝利ですね。

保険料の推移

悩んでる人

アニコムとアイペットの保険料はどちらが安いですか?

つづいて、こちらも気になる保険料の比較です。保険料は犬種と猫で分かれるので、それぞれ比較していきたいと思います。

なお犬の保険料はアニコムとアイペットで区別が異なるため、小型犬、中型犬、大型犬でモデルとなる犬種を指定して保険料を比較しました。

アニコムとアイペットの保険料比較に用いた犬種

小型犬:チワワ

中型犬:ボーダーコリー

大型犬:ゴールデンレトリバー

すずきち

実際に加入する際は必ず各社の保険料表を確認するようにしてください。

参考:アニコム保険料表

参考:アイペット保険料表

小型犬の保険料

小型犬(チワワ)月額アニコムアイペット
0歳¥3,270¥3,090
1歳¥3,110¥3,090
2歳¥3,160¥3,090
3歳¥3,360¥3,490
4歳¥4,010¥3,890
5歳¥4,340¥4,310
6歳¥4,780¥4,750
7歳¥5,330¥5,190
8歳¥5,960¥5,670
9歳¥6,740¥6,330
10歳¥7,300¥6,990
11歳¥7,410¥7,720
12歳¥7,480¥8,510
13歳¥7,520¥8,510
14歳¥7,550¥8,510
15歳¥7,560¥8,510
16歳¥7,570¥8,510
17歳¥7,580¥8,510
18歳¥7,580¥8,510
19歳¥7,580¥8,510
20歳¥7,580¥8,510

表だとわかりづらいので、グラフでまとめてみました。

アニコムアイペット保険料比較小型犬70%
小型犬70%補償

小型犬の場合は若い時は保険料に大差ありませんが、11歳以降でアイペットの保険料が高い傾向があるようです。

アイペットは犬の場合12歳以降は保険料が上がらないのを売りにしていますが、上昇しないとは言えアニコムよりは割高となるようです。

結果として小型犬(チワワ)の場合は、アニコムのほうが保険料が割安と言えるでしょう。

中型犬の保険料

小型犬(ボーダーコリー)月額アニコムアイペット
0歳¥3,590¥3,660
1歳¥3,420¥3,660
2歳¥3,440¥3,660
3歳¥3,580¥3,890
4歳¥4,470¥4,230
5歳¥4,780¥4,590
6歳¥5,180¥4,950
7歳¥5,650¥5,490
8歳¥6,180¥6,110
9歳¥6,770¥6,930
10歳¥7,530¥7,780
11歳¥8,190¥8,820
12歳¥8,280¥9,950
13歳¥8,340¥9,950
14歳¥8,380¥9,950
15歳¥8,400¥9,950
16歳¥8,410¥9,950
17歳¥8,420¥9,950
18歳¥8,420¥9,950
19歳¥8,430¥9,950
20歳¥8,430¥9,950

グラフでまとめると以下のようになります。

アニコムアイペット保険料比較中型犬70%
中型犬70%補償

中型犬(ボーダーコリー)の場合も若い時は大差ありませんが、10歳以降でアイペットのほうが高くなるようです。中型犬もアニコムのほうが保険料が割安な結果となりました。

大型犬の保険料

大型犬(ゴールデンレトリバー)月額アニコムアイペット
0歳¥4,480¥4,990
1歳¥4,270¥4,990
2歳¥4,350¥4,990
3歳¥4,610¥5,580
4歳¥5,880¥6,370
5歳¥6,510¥7,200
6歳¥7,140¥8,060
7歳¥7,830¥9,020
8歳¥8,600¥9,980
9歳¥9,490¥11,210
10歳¥10,420¥12,550
11歳¥11,330¥13,910
12歳¥11,810¥15,650
13歳¥11,980¥15,650
14歳¥12,090¥15,650
15歳¥12,170¥15,650
16歳¥12,220¥15,650
17歳¥12,260¥15,650
18歳¥12,280¥15,650
19歳¥12,300¥15,650
20歳¥12,310¥15,650

グラフで見ると以下のようになります。

アニコムアイペット保険料比較大型犬70%
大型犬70%補償

大型犬(ゴールデンレトリバー)の場合ですと、全年齢でアイペットのほうが、アニコムよりも保険料が高い結果となりました。

猫の保険料

猫 月額アニコムアイペット
0歳¥3,330¥2,990
1歳¥3,170¥2,990
2歳¥3,180¥2,990
3歳¥3,230¥2,990
4歳¥3,350¥3,120
5歳¥3,470¥3,260
6歳¥3,640¥3,550
7歳¥3,860¥3,940
8歳¥4,130¥4,410
9歳¥4,460¥4,990
10歳¥4,820¥4,990
11歳¥5,240¥4,990
12歳¥5,700¥4,990
13歳¥5,970¥4,990
14歳¥6,080¥4,990
15歳¥6,160¥4,990
16歳¥6,230¥4,990
17歳¥6,270¥4,990
18歳¥6,310¥4,990
19歳¥6,340¥4,990
20歳¥6,360¥4,990

猫の場合は品種による保険料の違いはなく、グラフでまとめると以下のようになります。

アニコムアイペット保険料比較猫70%
猫70%補償

猫の場合は若い時ですとアニコムのほうが安いですが、年齢を重ねるにつれアイペットのほうが割安になっていくようです。

アイペットは猫の場合9歳以降の保険料が変わらないため、その特長が比較結果として表れているようです。猫の場合はアイペットのほうが割安と考えられます。

アニコムとアイペットの保険料比較まとめ

アニコムとアイペットの保険料の比較結果をまとめると、以下のようになります。

アニコムアイペット
小型犬
中型犬
大型犬
※加入・継続する年齢によって結果は変わります

総じて犬の場合はアニコムのほうが割安アイペットは猫の保険料が割安なようです。

すずきち

冒頭でもお伝えしましたが、アニコムとアイペットの保険料区別は完全に一致しないので、必ずペットちゃんの犬種ごとに見積もりを取るようにしてください。

割引制度の有無

悩んでる人

アニコムとアイペットに割引制度はありますか?

アニコムとアイペットには、以下の割引き制度があります。

アニコムアイペット
多頭割引1頭につき:年間600円
(2頭目以降に適用)
2~3頭:2%割引
4頭以上:3%割引
(各頭に適用)
健康割増引制度保険利用回数により割増引き
0回:10%割引
1~5回:5%割引
6~19回:変更なし
20回~39回:20%割増
40回以上:50%割増
なし

多頭割引はどちらもあり、頭数が多いほど割引されるシステムとなっています。

アニコムには保険を使ったかにより次年度の保険料が変わる「健康割増引制度」が導入されており、人によっては保険料が安くなったり高くなったりします。

すずきち

40回以上使うケースはほとんどないと思いますが、5割増しはかなりの増額なので、念のため注意するようにしましょう。

補償対象外の病気は?

悩んでる人

アニコムとアイペットの補償範囲は広いですか?

アニコム、アイペットはどちらもペット保険業界のリーディング企業らしく、ペットちゃんがかかりやすい病気を補償対象外にしていません。

高額治療になる傷病もしっかり補償してくれます。

アニコムアイペット
歯科治療
パテラ
椎間板ヘルニア
がん
てんかん
チェリーアイ
レッグペルテス
股関節形成不全
気管虚脱
腎不全
尿路結石
誤飲・誤食

上記のように、補償範囲はアニコム、アイペットともにとても優秀だと言えるでしょう。

慢性・先天性・遺伝性疾患への対応

悩んでる人

アニコムとアイペットの慢性病、先天性・遺伝性疾患への対応を教えてください。

アニコム、アイペットは発症が保険加入以降であれば、いずれもしっかり補償してくれます。

アニコムアイペット
慢性病
先天性疾患
遺伝性疾患

上記のとおり、補償対象の病気に関しては、アニコムとアイペットで優劣つけるのは難しいと言えるでしょう。

加入可能な年齢の違い

悩んでる人

アニコムとアイペットの新規加入可能年齢に違いはありますか?

アニコムとアイペットの新規加入年齢は、以下のとおりです。

犬・猫の場合アニコムアイペット
新規加入可能年齢 7歳11か月まで12歳11か月まで

新規加入が可能年齢は、アイペットの圧勝となりました。8歳以降で保険加入を検討する場合は、アニコムは選べないのでアイペットという選択になるでしょう。

すずきち

ただしアニコムには8歳以上限定で、加入年齢に上限がない「どうぶつ健保しにあ」という保険が用意されていますよ。

待機期間の比較

悩んでる人

アニコムとアイペットの待機期間について知りたいです。

アニコムとアイペットの加入してから、補償されない期間は下記のとおりです。

アニコムアイペット
ケガなしなし
病気30日なし

アニコムには病気のみ30日間の待機期間があるため、アイペットのほうが待機期間の面では優れていると言えるでしょう。

免責金額のありなし

悩んでる人

アニコムとアイペットには免責金額はありますか?

アニコム、アイペットともに免責金額はないため、1円から保険の利用ができます。

アニコムアイペット
免責金額なしなし
すずきち

どちらの保険も少額から利用できるので心強いですね!「免責金額って何?」という方は、下記の記事を参考にしてください。

窓口精算の対応状況

悩んでる人

アニコムとアイペットは窓口精算が使えますか?

アニコムとアイペットでは窓口精算が利用できますが、提携している動物病院の数に違いがあります。

アニコムアイペット
窓口精算対応動物病院約6,600件約5,600件
2022年8月現在

アニコムのほうが提携している動物病院が多いです。しかし、大切なのは近くの動物病院やかかりつけ医が、提携しているかなので必ず確認するようにしましょう。

参考:アニコム対応動物病院

参考:アイペット対応動物病院

すずきち

窓口精算は非常に便利で、大手ならではのサービスです。ぜひ活用したいですね。

獣医師相談サービス

悩んでる人

アニコムとアイペットには獣医師相談サービスはありますか?

アニコムとアイペットの獣医師に無料相談できる付帯サービスは以下のようになります。

アニコムアイペット
獣医師相談サービスどうぶつホットラインなし

アニコムには獣医師にLINEで無料相談できる「どうぶつホットライン」が付帯サービスとして用意されています。ペットちゃんの気になる症状や、しつけの悩みなどをLINEで相談(動画も送れる!)のでかなり便利です。

アイペットには獣医師相談サービスが用意されていません。

健康診断サービス

悩んでる人

アニコムとアイペットに健康診断サービスはあるのでしょうか。

アニコムとアイペットの健康診断サービスは下記のとおりです。

アニコムアイペット
健康診断サービス腸内フローラ測定なし

アニコムは年1回、ペットちゃんのウンチさんを送り、病気のリスクや健康状態を測定できる「腸内フローラ測定」を無料で受けられます

また測定の結果、気になる数値が出た場合は、アニコムの提携病院にて無料で健康診断を受診できます。

上記はアニコムならではの付帯サービスで、アイペットには健康診断サービスは用意されていません。

迷子捜索サービス

悩んでる人

アニコムとアイペットに迷子捜索サービスはありますか?

アニコムとアイペットの迷子捜索サービス実施状況は下記のとおりです。

アニコムアイペット
迷子捜索サービスありなし

アニコムでは「ジャパンロストペットレスキュー(JLPR)」と提携し、迷子専門に捜索を行うペット探偵を派遣してくれます。

捜索は動物の行動習性に精通している専従スタッフが実施し、発見率は猫で約85%程度だそうです。

まとめ「アニコムは犬の保険料が割安で付帯サービスが充実、アイペットのほうが補償内容は手厚い」

アイペットとアニコムどっちがいいの?

アニコムとアイペットの比較をさまざな項目にわけて行いましたが、まとめると以下のようになります。

アニコムアイペット
補償内容
小型犬の保険料
中型犬の保険料
大型犬の保険料
猫の保険料
割引制度
補償対象外の病気
慢性病の補償
先天性疾患の補償
遺伝性疾患の補償
加入可能な年齢
待機期間
免責金額
窓口精算
獣医師相談サービス
健康診断サービス
迷子捜索サービス

保険料は割高ですが、単純な保険の補償内容で見るとアイペットのほうが手厚く良い保険と考えられます。

しかし、アニコムは付帯サービスが充実しているため、総合的な評価基準ではアニコムが最大手はならではといったところでしょうか。

純粋に保険商品のみを求めるならアイペット、健康診断や獣医師相談サービスのようなトータルサポートも期待するならアニコムのほうが良いと、このブログでは結論とさせていただきます。

すずきち

いずれにせよ加入する際は必ず重要事項説明書を読み、ご自身の判断でお願いいたします。

2社の評判については、以下の記事で個別に解説しているので、併せて参考にしてみてください!

\元ペット保険屋さんが選定 /

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