FIP(猫伝染性腹膜炎)が補償対象のペット保険はある?元ペット保険屋が解説します

FIP(猫伝染性腹膜炎)が補償対象のペット保険はある?元ペット保険屋が解説します
悩んでる人

FIPが補償されるペット保険はあるのでしょうか?あるとしたらどこのペット保険か教えて欲しいです。

こんな質問に答えます!

この記事の内容

FIP(猫伝染性腹膜炎)が補償されるペット保険について

この記事を書いた人
  • 元ペット保険屋さん
  • ペット飼育歴15年以上
  • 犬の管理栄養士
すずきちです

FIP(猫伝染性腹膜炎)は、コロナウィルスの一種である猫伝染性腹膜炎ウィルスから感染する病気です。

致死率が非常に高く、以前は致死率100%の恐ろしい病気として知られていましたが、現在は治療に成功したという例も聞きます。

FIPの治療はとても高額なため、ペット保険で補償されると安心と考える人も多いのではないでしょうか。

そこで!元ペット保険のわたしが、FIPが補償されるペット保険があるのか解説していきます。

目次

FIP(猫伝染性腹膜炎)が補償されるペット保険はないと思ったほうがいい

悩んでる人

FIPが補償されるペット保険はどこですか?

さっそく結論ですが、FIPがしっかり補償されるペット保険はないと考えるべきでしょう。理由としては、FIPの治療で成功例があるのは未認可の薬を用いた治療だからです。

未認可の薬は「薬ではない」ため、サプリメントと同様にペット保険では補償対象外となります。

すずきち

検査費用は補償される場合はありますが、治療はほぼ補償されないと考えるべきでしょう。

FIP(猫伝染性腹膜炎)の治療には未認可の薬が使われるため補償対象外

悩んでる人

なぜ未認可の薬だと補償対象にならないのですか?

未認可の薬は正確な臨床データがなく、治療に本当に効果があるのか立証されていない薬です。

もし未認可の薬を用いた治療を補償対象にしてしまうと、例えば獣医師のオリジナル治療薬のようなものまでもが補償対象となります。

そして動物病院は自由診療のため、診療費を自由に決められます。これを悪用されてしまうと、保険金詐欺が横行してしまいます。

そのため薬に関しては、認可されたものしか補償対象とならないのです。

まとめ「FIPの治療には未認可の薬が使用されるため、補償されないと思ったほうがいい」

日本では現状、FIP治療薬で有効なものは、海外製の未認可薬しかありません。未認可の薬は補償対象外のため、FIPはペット保険で補償されないと考えるべきでしょう。

日本でもFIP治療薬が開発され、認可されれば補償対象となります。これからの獣医療の発展に期待したいところです。

\元ペット保険屋さんが選定 /

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