先天性疾患でも補償してくれるペット保険まとめ！元ペット保険屋が解説

こんな質問に答えます！

先天性疾患とはペットが生まれつき持っていた病気のことです。ペット保険では、この先天性疾患は基本的に補償対象外なのが基本です。

ただ中には先天性疾患でも補償対象としている、補償内容が手厚いペット保険も存在します。そこで、先天性疾患でも補償されるペット保険を紹介していきます。

先天性疾患でも補償しくれるペット保険はごくわずか

まず結論ですが、先天性疾患を補償してくれる可能性があるペット保険は以下の２社のみです。

それぞれHP上や約款上での記載、注意事項を紹介します。

アニコム

さまざまなケガ・病気を補償。
ケガ・病気が発生したのが保険対象となる期間中であれば、しっかりと補償します。何の病気かわからない段階でも、先天性・後天性であっても大丈夫です。

https://www.anicom-sompo.co.jp/products/insurance1/compensation/

注意事項：加入以前に発症している場合は補償対象外

アニコムは保険対象期間であれば、先天性疾患でも補償されると明記されています。逆に言うと、保険期間外に発症していた場合は補償対象外ということです。

ふつうの病気でも加入以前に発症している病気は補償対象外なので、妥当だと考えられます。

アイペット

補償開始後に生じた傷病などの診療費が補償の対象となります。
※ただし、先天性疾患については、補償開始後に獣医師の診断によってはじめて発見された場合に限ります。

https://www.ipet-ins.com/products/uchinoko/compensation/

注意事項：加入以前に獣医師に発見されていた場合は、発症していなくても補償対象外

アイペットの場合は、補償開始後に獣医師によって初めて発見された先天性疾患は補償対象のようです。逆に、補償開始前に獣医師によって発見された先天性疾患は、補償対象外ということです。

アイペットHPにも以下のような記載があります。

補償開始より前に、既に獣医師の診断により発見されていた先天性異常、ご家庭で経過観察中の病気や症状がある場合など、保険金をお支払いできない場合があります。

https://www.ipet-ins.com/products/uchinoko/compensation/

まとめ「先天性疾患でも補償される可能性があるのはアニコムとアイペット。ただし注意事項もあり」

先天性疾患は基本的にペット保険では補償対象外ですが、アニコムとアイペットでは補償される場合もあります。さすがペット保険業界1位と2位と言ったところでしょうか。

ただし、アニコムの場合は通常の病気同様に、加入以前に先天性疾患が発症していた場合は補償対象外。アイペットの場合は、補償開始前に獣医師に発見されていたら補償対象外となります。

ペット保険を検討する際は、重要事項説明書をよく読むようにしましょう。選び方に迷ったらペット保険診断を使ってみてくださいね。

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