ペット保険で後悔するパターンはどんなものがありますか。専門家の意見を聞いてみたいです。
こんな質問に答えます!
- ペット保険での後悔とは?
- ペット保険で後悔しないための対策
わたしは元ペット保険屋さん(代理店)の広告担当だったので、「ペット保険 後悔」と検索する人がたくさんいるのを知っています。
この記事にたどり着いたあなたも、以下のようなことを知りたいのではないでしょうか。
- ペット保険に入って後悔した人の話を聞きたい
- ペット保険に入らなくて後悔した人の話を聞きたい
おそらくですが、①を知りたい気持ちが強いのかなと思います。
そこで今回は元ペット保険屋さんが、ペット保険に入って後悔した人と、入らなくて後悔した人の例を、対策付きで紹介していきます!
ペット保険に入って後悔した人の話
ペット保険に入らなければよかった!と後悔している人の話を聞かせてください。
まずペット保険に入って後悔した話ですが、大きく2種類に分かれます。
- 補償内容が思っていたものと違った
- ペット保険を全然使わなかった
それぞれ補足していきますね。
思っていた補償内容と違い後悔
ペット保険はさまざな商品があり、どの保険がどのような特徴があるか正直分かりづらいです。そして、補償内容に関して、以下のような後悔の声をよく聞きます!
補償されると思っていた病気が補償されなかった!
ペットの診療費を保険金請求したら、その病気は補償対象外と言われ、保険金がおりなかった…。
残念ながら、ペット保険は動物病院でかかったすべての診療費を補償してくれるわけではありません。例えば、健康診断やワクチンなどの予防費用は基本的に補償対象外です。
また、ペット保険会社によっては特定の病気を補償対象外としている場合があります。
更新を断られた!
終身で補償されると思っていたら、来年は保険を継続できないと言われてしまいました。
信じられない話かもしれませんが、ペット保険の中には保険の更新を断る会社も存在するのです!基準は公表されていませんが、保険金を受け取りすぎると次年度の継続を断られるというケースが多いようです。
対策:重要事項説明書をよく読み確認する
補償内容で後悔しないためにはどうすればいいでしょうか?
上記はすべて重要事項説明書をよく読むことで対策できます。重要事項説明書には、補償対象外になる場合や、保険の更新について必ず記載があるからです。
重要事項説明書には、そのペット保険内容がすべて記載されています。ペット保険の候補を決めたら、必ず一度は目を通すようにしましょう。
つづいて、このような後悔も聞きます。
ペット保険を全然使わなくて後悔
せっかくペット保険に加入したのに、あまり利用する機会がなく、保険料を無駄にしました。
このパターンもよくあるケースです。ペット保険に加入したものの、幸いなことに大きな病気をすることもなく、ペット保険をあまり使わなかったといったところですね。
対策:考えを変えて+思考に
ペット保険を使わなかった場合はどのような対策がありますか。
残念ながらペット保険は掛け捨てタイプの保険のため、満期保険金のようなものはありません。そのため、保険をあまり使わなかった場合、保険料を損してしまったと考えても仕方ありませんね。
まあでもこの後悔は、良いタイプの後悔かなと思います。だってペットちゃんが大きな病気やケガもなく、健やかに過ごしてくれた証ですからね。
支払ってきた保険料も、ほかのペットちゃんのために使われていると考えれば、多少救われますね。
ペット保険に入って後悔した人の話はこんなところでしょうか。続いて、ペット保険に入らなかった場合の後悔について紹介します!
ペット保険に入らなくて後悔した人の話
ペット保険に入っておけばよかった!と後悔ている人の話を聞かせてください。
ペット保険に入らず後悔している人の声は、このパターンがほとんどでしょう。
ペットの診療費が支払えない
ペットの診療費が想像よりも高額で支払うことができません。ペット保険に入っておけばよかったです。
意外かもしれませんが、「ペットの診療費が払えない」と嘆く人はかなり多くいます。ペット保険に入らない場合は、診療費は全額自己負担のため、こういった後悔をする人が多いのでしょう。
広告担当をしていたとき、こんなにも多くの人が「ペット 診療費 払えない」と検索しているのか。と驚いたのを忘れられません。
「ペットの診療費が払えない」という嘆きは、十分な治療を受けさせてあげたくても、それができないということです。こんな後悔をする人が、いなくなって欲しいなと思っていました。
対策:ペット貯金を用意する
ペットの診療費が支払えないという後悔をしないために、どのような対策をすればいいでしょうか。
ずばり「ペットちゃん貯金」を用意して対策しましょう。ペットちゃん貯金とは文字通り、ペットちゃんの診療費専用の貯金です。
まず結論ですが、以下の金額を準備しておきましょう。
- ペットちゃんを迎え入れる前に30万円
- ペットちゃんがシニア期に入る前に150万円
それぞれ解説していきます。
パピー期に多いトラブルに備え30万円
ペットちゃんのパピー期は病気のリスクは少ないですが、思わぬケガやトラブルが多いのです。例えば、段差を飛び越えて骨折したり、家に落ちているものを誤飲してしまったりといったケースがあります。
どちらのケースも手術や入院が必要な場合があり、診療費が10~30万円かかります。そのため、パピーを迎え入れる前に30万ほど、ペットちゃん貯金を用意するようにしましょう。
シニア期の病気に備え150万円
シニア期になると「心臓病」「腎臓病」「がん」のような、診療費が高額になる病気にかかるリスクが高くなります。そこで、これらの病気にかかった時にかかる診療費の用意が必要です。
例えば、心臓病「僧帽弁閉鎖不全症」の手術では、150万円前後の費用(入院費含む)がかかるようです。(参考:犬と猫の心臓外科|僧帽弁閉鎖不全症手術)
小型犬の場合はシニア期が10歳前後からなので、1か月に12,500円、これを120か月積み立てることで、150万を貯金できます。
12,500円×120か月=150万円。10年後の自分のライフスタイルの変化(結婚や育児、住宅購入など)を踏まえて、この数字を確実に貯められるのか。ペットちゃんのために考えてみてください。
まとめ「ペット保険の後悔は、対策すればほとんど回避できる」
ペット保険の後悔についてまとめてきましたが、ほとんどの場合は対策すればなんとかなりますね。
・補償されない場合や保険打ち切りの後悔
→重要事項説明書を確認する
・ペットの診療費が支払えない場合の後悔
→ペットちゃん貯金を用意する
「ペット保険を利用する機会があまりなかった」という後悔だけは対策のしようがありません。しかし、これはよくよく考えれば良い後悔なので、気持ちの持ちようでなんとでもなります。
自分はどの後悔を1番したくないのか、またどの後悔をする可能性が高いのか。それを踏まえてペット保険の加入すべきか否かを検討するようにしてくださいね。
- 保険料や知名度だけでペット保険を決めて、補償されない病気があることを後で知った。
- 終身補償ではないペット保険に加入してしまった。
- ペット保険に加入したけど、保険を利用する機会があまりなかった。
- ペット保険に加入せず、診療費を支払えなくなり、満足な治療を受けさせられなかった。