PS保険のデメリットについて知りたいです。ネットの口コミや評判だけではよく分かりませんでした。
こんな悩みに答えます!
- PS保険の特徴
- PS保険のデメリット
- PS保険に加入する際の注意点
ペットメディカルサポート株式会社が提供する「PS保険」、オリコン1位を獲得していることもあり、かなり口コミや評判が良いように思えます。
ただ評判が良いと何か落とし穴があるのでは?と心配になってしまいますよね。そこで!今回は元ペット保険屋の私が、PS保険のデメリットや注意点について解説していきます。
あくまで個人の感想や意見であるため、最終的な判断は必ず重要事項説明書を読み、ご自身の判断でお願いします。
PS保険とは?
そもそもPS保険はどんな保険ですか?
デメリットの解説前に、ざっとPS保険の特徴についてまとめておきます。PS保険は以下のような特徴があるペット保険です!
- 保険料が毎年上がらず、12歳以降は保険料が変わらない
- 他のペット保険で補償対象外になりがちな「歯周病」「パテラ」「椎間板ヘルニア」「がん」も補償対象
- 獣医師に電話相談できる「獣医師ダイヤル」つき
- オリコン顧客満足度ランキング🄬5年連続1位のペット保険
それぞれ簡単に説明していきます。
保険料が毎年上がらず、12歳以降は保険料が変わらない
PS保険は保険料が安いペット保険なのですか?
結論ですが、PS保険はペット保険業界の中でかなり保険料が安いペット保険です。
保険料は3歳ごとに1回しか上がらないので、保険料の値上がりがとてもゆるやかです。さらには、12歳以降は保険料が変わらないため、終身まで無理なく保険を続けられます。
PS保険の保険料が安い理由は、インターネット専売で保険を販売しているためです。ペットショップのようなリアル店舗に手数料を払っていないため、割安な保険料を実現できています。
他のペット保険で補償対象外になりがちな「歯周病」「パテラ」「椎間板ヘルニア」「がん」も補償対象
PS保険は補償内容も良いのですか?
安いペット保険では、ペットちゃんがかかりやすい「歯周病」「パテラ」「椎間板ヘルニア」などを補償対象外にしているところもありますが、PS保険はしっかり補償してくれます。
「歯周病」は全犬種・猫種でかかりやすく、「パテラ(膝蓋骨骨折)」は小型犬、「椎間板ヘルニア」は胴長の犬種で発症しやすい傷病です。
いずれの傷病も10万円以上の高額治療になるケースが多いため、しっかり補償してくれるPS保険は補償内容が良いと言えるでしょう。
PS保険よりも保険料が安いペット保険はありますが、大抵上記のいずれかの傷病を補償対象外としているので、よく確認するようにしましょう。
獣医師に電話相談できる「獣医師ダイヤル」つき
PS保険に加入すると獣医師に電話相談できるのですか?
PS保険は付帯サービスとして「獣医師ダイヤル」を用意しています。獣医師ダイヤルは24時間365日無料※で獣医師に直接相談できるサービスです。
気になる症状からしつけの悩みなど、ペットちゃんに関するさまざまな悩みを専門家に直接相談できます。
※通話料はかかります。
例えば深夜にペットちゃんが突然嘔吐して、救急病院につれていくべきか悩んだときに便利ですね。
オリコン顧客満足度ランキング🄬5年連続1位のペット保険
PS保険は実際の利用者の評判も高いのですか?
PS保険は2021年オリコン顧客満足度ランキング🄬 ペット保険 で総合1位を獲得しています。調べてみると2017年から連続受賞しているため、5年連続で満足度1位です。
オリコン顧客満足度ランキング🄬は実際の加入者にアンケート調査を行っているため、信ぴょう性の高いランキングとなっています。
2022年オリコン顧客満足度ランキング🄬の発表は10月ごろなので、2021年が最新のものとなっています。
PS保険のデメリット
PS保険のデメリットを教えてください。
保険料が安く補償も手厚いPS保険ですが、以下のようなデメリットがあります。
- 窓口精算が使えない
- 通院補償が年間20回まで
それぞれ解説していきます。
窓口精算が使えない
窓口精算が使えないとはどうゆうことですか?
ペット保険の保険金を受け取る方法は「窓口精算」と「後日精算」の2種になりますが、PS保険は後者「後日精算」型のペット保険となります。
窓口精算は動物病院での支払い時に保険が適用されますが、後日精算の場合はのちほど保険金請求を行わなくてはいけません。
この保険金請求の手間のわずらわしさが、PS保険の明確なデメリットです。
ただ窓口精算対応のペット保険は保険料が高額なので、便利さを取るか保険料の安さを重視するかで判断する方が多い印象です。
通院補償が年間20回まで
通院補償が年間20回は少ないのですか?
PS保険は50・70・100%補償プランから選べ、いずれのプランでも補償内容は以下のとおりです。
通院 | 入院 | 手術 | 車いす補償 | |
1日(回)あたりの限度額 | 10,000円 | 20,000円 | 100,000円 | 100,000円 |
年間最大補償日数(回数) | 20日 | 30日 | 2回 | 1回 |
最近では補償回数無制限タイプの保険が増えているため、PS保険の通院20回までは少ないのではないか?という意見を見ることがあります。
ただし、補償回数無制限タイプのペット保険は、ペットちゃんがかかりやすい傷病を補償対象外にしていたり、保険商品改定をすることが多かったり(業界最大手のアニコムも改定して、新規受付を停止)と、見えづらいデメリットがあります。
そのため、PS保険の通院補償20回が明確なデメリットと断言できないのが正直なところです。
ちなみにペット保険シェアNo.1のアニコムも通院補償は年間20回までなので、業界水準としては問題ない数値だと思います。
PS保険に加入する場合の注意点
PS保険に加入する際の注意点を教えてください。
デメリットを踏まえた上で、PS保険に加入する場合は下記に注意する必要があるでしょう。
- 窓口精算が利用できないので支払い方法を工夫する
- 通院補償が年間20回までなので高額な診療費から請求する
ひとつずつ補足していきます。
窓口精算が利用できないので支払い方法を工夫する
窓口精算が利用できないということは、診療費を一時的に負担する必要があります。そのため、手持ちの現金で支払えない場合は、クレジットカード支払いをしましょう。
クレジットカードの引き落とし前に保険金が振り込まれれば、実質窓口精算と同様の保険利用が叶います。
PS保険では通常、保険金請求書類が会社に到着してから20日以内に保険金が振り込まれるようです。
事前に通う予定の動物病院はクレカ対応しているか確認するといいでしょう。
クレジットカードの種類によってはポイントも貯まるので、窓口精算よりもお得かもしれませんね。
通院補償が年間20回までなので高額な診療費から請求する
PS保険の保険金請求期限は「疾病が発症した翌日から3年以内」となっています。そのため、ある程度保険の請求を保留することが可能です。
もしも通院補償の年間20回の枠を使い切ってしまいそうなら、この制度を利用して高額な診療費から保険金請求をするようにしましょう。
そうすれば仮に通院補償をすべて使いきってしまっても、ある程度は自己負担額を減らすことができます。
後日精算のデメリットを逆手に取った技です。
PS保険のデメリットまとめ!保険料が安く補償も手厚いが窓口精算が使えないので注意
PS保険のデメリットや、注意点について解説してきました。デメリットや、注意点をまとめると以下のようになります。
- 窓口精算が使えない
- 通院補償が年間20回まで
ペット保険選びは保険料と補償内容のバランスが大切です。PS保険はバランスの良いペット保険ですが、ご自身のペットちゃんに合っているのか、資料請求などしてよく確認するようにしましょう。
\元ペット保険屋さんが選定 /
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