FPCのペット保険「フリーペットほけん」のデメリットについて知りたいです。ネットの口コミや評判だけではよく分かりませんでした。
こんな悩みに答えます!
- FPCのペット保険「フリーペットほけん」の特徴
- FPCのペット保険「フリーペットほけん」のデメリット
- FPCのペット保険「フリーペットほけん」に加入する際の注意点
比較サイトのランキング上位常連のFPCペット保険。一見保険料が安くとても良い保険に見えますが、何か落とし穴がないか気になりますよね。
そこで!今回はFPCのペット保険「フリーペットほけん」デメリットや、加入する際の注意点を解説していきます。
あくまで個人の感想や意見であるため、最終的な判断は必ず重要事項説明書を読み、ご自身の判断でお願いします。
FPCのペット保険「フリーペットほけん」とは?
そもそもFPCのペット保険「フリーペットほけん」はどんな保険ですか?
デメリットの解説前に、ざっとFPCの特徴についてまとめておきます。
デメリットや注意点だけ見たいよー!って方は、以下のボタンから飛べます!
さて、FPCは以下のような特徴があるペット保険です!
- ネット専売で保険料がかなり安い!
- 通院・入院・手術すべて補償で、最大補償額は85万円
- 免責金額なしで使いやすい
それぞれ簡単に説明していきます。
保険料がかなり割安!
FPCの保険料はかなり安いのですか?
FPCは店頭販売をせずネット販売に特化し、獣医師相談サービスのような付帯サービスを切り捨てることで、業界内でもトップクラスの保険料の安さとなっています。
小型犬と猫の保険料は2回(中型犬、大型犬は3回)しか上昇せず、さらには12歳以降は保険料が一切上がりません。
保険料の安さを重視するならば、まず候補に上がるペット保険といってもいいでしょう。
保険料が激安なため、さまざまな比較サイトでランキング上位に座しています!
フルカバー型の保険で、最大補償85万円
FPCは保険料が安いだけでなく、補償も手厚いのですか?
FPCは50%、70%補償プランから選べ、どちらも年間最大補償85万円と手厚い補償内容となっています。
補償内容の詳細は、下記のとおりです。
補償範囲 | 通院 | 入院 | 手術 |
支払限度額 | 12,500円(1日) | 125,000円(1入院) | 100,000円(1回) |
限度日数(回数) | 30回/年 | 3回/年 | 1回/年 |
フルカバー型でこの保険料の安さはかなり割安かと思います。
免責金額なしで使いやすい
FPCは免責金額がないのですか?
FPCは保険料が安く、補償内容が手厚いにも限らず、免責金額もつきません。そのためちょっとした通院でも、保険を利用できます。
免責金額を付けて保険料を安めに設定する保険もありますが、FPCはそれをしないのが特徴です。
FPCのペット保険「フリーペットほけん」のデメリット
FPCのペット保険「フリーペットほけん」のデメリットを教えてください。
FPCのペット保険「フリーペットほけん」ですが、以下のようなデメリットがあります。
- 保険の更新時に、慢性疾患を補償対象外にされる場合がある
- 歯科治療補償が完璧ではない
それぞれ解説していきます。
保険の更新時に慢性疾患を補償対象外にされる場合がある
FPCは保険の更新時に、慢性病を対象外にする場合があるのですか?
FPCの約款には、以下のような文章が明記されています。
特定傷病等不担保特約条項
第1条(付帯対象保険種類)
当会社は、本約款を用いて保険契約を締結するに当たっては、特定傷病等不担保特約を付帯した保険契約の引受けを行う場合があります。
引用元:普通保険約款・特約(2021年10月1日適用)https://www.fpc-pet.co.jp/company/attention_202110
これを紐解くと、更新時に特定の傷病が補償対象外になる場合があると解釈できます。特定疾病と濁しているのでFPCに問い合わせたところ、特定疾病とは慢性疾患や治療が長く続いている病気やケガとのことでした。
保険料が安い分、保険金支払いが長く続く慢性疾患は更新時に補償対象外とされる場合がある、といったデメリットですね。
歯周病が完璧に補償されない
FPCは歯科治療もしっかり補償されるのではないのですか?
FPCのペット保険のHPには「歯科治療もカバー」と書いてあるのですが、これが意外な落とし穴で「歯石除去」は補償対象外なのです。
予防目的の歯石除去はどこのペット保険でも補償対象外ですよね?
ここが落とし穴のポイント!で、FPCのペット保険では、予防目的の歯石除去はもちろんですが「治療の一環として行う歯石除去」も補償対象外となっています。
つまり歯科治療補償といっても、抜歯せず歯石除去のみの場合は補償対象外というわけですね。
約款にもばっちり記載されています。
2. 当会社は、別表1に掲げる費用または傷病に対する診療費等に対しては、保険金を支払いません。
別表1(第3条第2項関係)
引用元:普通保険約款・特約(2021年10月1日適用)https://www.fpc-pet.co.jp/company/attention_202110
(中略)
(4)爪切り(狼爪の除去を含む)、乳歯遺残、停留睾丸、臍ヘルニア、歯石取り
(以下略)
歯周病の治療は全身麻酔をして歯石除去、歯がぐらついてひどい場合は抜歯して縫合です。歯石除去のみでも全身麻酔下での手術となるため、治療費は高額になりがちです。
FPCペット保険では、歯石除去のみの手術だと補償対象外…。果たして歯科治療をカバーしていると本当に言えるのでしょうか?
FPCのペット保険「フリーペットほけん」に加入する場合の注意点
FPCのペット保険「フリーペットほけん」に加入する際の注意点を教えてください。
デメリットを踏まえた上で、FPCのペット保険「フリーペットほけん」に加入する場合は下記に注意する必要があるでしょう。
- 更新時に特定の傷病が補償対象外になる場合もあるので、別途ペットちゃん貯金を用意する
- 歯科治療は場合によっては補償されないので注意する
ひとつずつ補足していきます。
慢性疾患が補償対象外になる場合もあるので、別途ペットちゃん貯金を用意する
残念ながらFPCには「特定傷病等不担保特約条項」があるため、更新時に慢性疾患を補償対象外にされる場合があります。
可能性は0ではないので、ペットちゃん貯金を積み立てるようにしておきましょう。
保険料が安いので、安くなった分を貯金に回すイメージです。
歯周病の治療は、場合によっては補償されないので注意する
FPCペット保険は、歯石除去は手術であっても補償されません。つまり重症の場合の歯科治療しか補償してくれないと認識しておきましょう。
念のためですが、保険適用させたいから抜歯させるみたいな考えは絶対に持たないでください。歯周病の治療をしっかり補償してくれるペット保険もあります。
FPCのペット保険「フリーペットほけん」のデメリットまとめ!更新時に慢性疾患が補償対象外になる場合があるのと、歯周病が完璧に補償されない点に注意
FPCのペット保険「フリーペットほけん」のデメリットや、注意点について解説してきました。デメリットや、注意点をまとめると以下のようになります。
- 保険の更新時に、慢性疾患を補償対象外にされる場合がある
- 歯科治療補償が完璧ではないので注意
FPCペット保険は保険料が安く手厚い補償が魅力的ですが、上記のような見えづらいデメリットもあるペット保険です。
完璧なペット保険はないので、ご自身のペットちゃんに合った保険を選びましょう。
\元ペット保険屋さんが選定 /
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