アクサダイレクトのペット保険のデメリットについて知りたいです。ネットの口コミや評判だけではよく分かりませんでした。
こんな悩みに答えます!
- アクサダイレクトのペット保険の特徴
- アクサダイレクトのペット保険のデメリット
- アクサダイレクトのペット保険に加入する際の注意点
アクサダイレクトのペット保険。大手が提供しているので安心のような気がしますが、「炎上」や「対象外」というキーワードが目につきますね。
そこで!アクサダイレクトのペット保険のデメリットや加入する際の注意点、炎上した経緯について元ペット保険屋のわたしが解説していきます。
あくまで個人の感想や意見であるため、最終的な判断は必ず重要事項説明書を読み、ご自身の判断でお願いします。
アクサダイレクトのペット保険とは?
そもそもアクサダイレクトのペット保険はどんな保険ですか?
デメリットの解説前に、ざっとアクサダイレクトのペット保険の特徴についてまとめておきます。
さて、アクサダイレクトのペット保険は以下のような特徴があるペット保険です!
- 補償回数無制限タイプで、日額制限、免責金額もなし!
- 獣医師相談サービスつき
- ペット保険賠償責任危険補償特約も選べる
それぞれ簡単に説明していきます。
補償回数無制限タイプで、日額制限、免責金額もなし!
アクサダイレクトのペット保険は何回でも保険を利用できるのですか?
アクサダイレクトのペット保険は、年間補償限度額までなら、通院・入院・手術のすべてを回数無制限、日額制限なしで保険が利用できます。
年間補償限度額はプランごとに異なり、下記のとおりです。
50%補償プラン | 70%補償プラン |
50万円 | 70万円 |
免責金額もついてないので補償内容は手厚いですね。
獣医師相談サービスつき
獣医師相談サービスとは何ですか?
アクサダイレクトのペット保険には「24時間ペット健康相談サービス」が付帯サービスとして用意されています。
内容としては、獣医師に24時間無料(通話料はかかります)で電話相談できるサービスとなっており、ペットちゃんのちょっとした異変や、しつけの悩みなどを獣医師に相談できます。
24時間利用できるので、動物病院の営業時間外でも獣医師に相談できるのがいいですね。
ペット保険賠償責任危険補償特約も選べる
賠償責任特約とはどんなものですか?
ペット保険賠償責任危険補償特約は、例えばペットちゃんが他人をケガさせたり、他人の物を壊してしまったときの損害を補償してくれ特約です。
1回の事故につき1,000万円を限度に補償してくれます。
ご自身が加入されている保険で、損害賠償特約が適用されている場合は補償内容が重複するので不要となります。
アクサダイレクトのペット保険のデメリット
アクサダイレクトのペット保険のデメリットを教えてください。
アクサダイレクトのペット保険ですが、以下のようなデメリットがあります。
- 70%補償プランに加入していても、11歳以降は強制的に50%補償プランに変更される
- 更新時に特定の傷病を補償対象外とされる場合がある
- 保険の更新を断られる場合がある
それぞれ解説していきます。
70%補償プランに加入していても、11歳以降は強制的に50%補償プランに変更される
アクサダイレクトのペット保険は、高齢時に補償プランが変わってしまうのですか?
アクサダイレクトのペット保険は、満11歳以降は70%補償プランがなくなります。以下、重要事項説明書の内容です。
保険始期日が2021年1月1日以降のご契約より「プラン70」は満10歳までのお引き受けとなります。満11歳からは「プラン50」でのお引き受けとなります。
https://www.axa-direct.co.jp/conditions/pdf/pet/pet_contract_202206.pdf
このように70%補償プランに加入していても、11歳以降は強制的に50%補償プランに変更となるので注意が必要です。
高齢時も手厚い補償を望んでいる人にはかなりのデメリットですね。
更新時に特定の傷病を補償対象外とされる場合がある
アクサダイレクトのペット保険は、更新時に特定の傷病が補償対象外になる場合があるのですか?
アクサダイレクトのペット保険は「特定傷病補償対象外特約」というものが、内容は下記のようとなっています。
特定傷病補償対象外特約
新規ご加入時の告知および引受審査、または継続時の引受審査の結果、特定の傷病を補償対象外とする条件付でご契約をお引き受けする場合があります。この場合にこの特約がセットされ、保険証券等に記載の特定の傷病が補償対象外となります。なお、この特約がセットされる場合は、特定の傷病およびそれに起因する他の傷病が補償対象外となります。
https://www.axa-direct.co.jp/conditions/pdf/pet/pet_contract_202206.pdf
更新時にこの特約がつけられると、特定の傷病(おそらく慢性病など)が補償対象外となり、その病気が原因で起こる傷病も以後すべて補償対象外となります。
新規契約時に特定傷病補償対象外特約がつくの分かりますが、更新時についてしまうのはかなりデメリットですね。
保険の更新を断られる場合がある
アクサダイレクトのペット保険は、保険の継続を拒否する場合があるのですか?
残念ながらアクサダイレクトのペット保険は、保険の更新を断る場合があるようです。以下、重要事項説明書の一文を抜粋します。
(3)引受条件など
お引き受けの条件は以下のとおりです。ただし、新規加入および継続の際には、告知内容、既往歴および現病歴などに基づき審査を行います。審査の結果、契約をお引き受けできない場合や特定の傷病(注)を補償対象外とする条件付での契約となる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
https://www.axa-direct.co.jp/conditions/pdf/pet/pet_contract_202206.pdf
上記のように、新規加入時だけでなく、継続時も既往歴や現病歴を審査するとあるので、この審査結果によっては保険の更新を断られる場合があるようです。
こちらも新規加入時なら分かるのですが、継続時も審査して更新できない場合があるのは、けっこうきついデメリットですね。
アクサダイレクトのペット保険が炎上したのは「特定傷病補償対象外特約」と「引き受け条件」によるもの
アクサダイレクトのペット保険が炎上した件について説明してください。
アクサダイレクトのペット保険は何度か炎上しているのですが、内容を見てみると以下の2つがありました。
- 保険の更新時に、今まで補償されていた傷病を補償対象外にされた
- 保険の更新を断られた
ひとつずつ補足していきます。
保険の更新時に、今まで補償されていた傷病を補償対象外にされた
ひとつめの炎上は、今まで補償されていた病気が更新時に補償対象外となった、というものでした。
投稿された方は、猫ちゃんを飼っており、その猫ちゃんが肝障害となったときにアクサダイレクトのペット保険を利用して、医療費をカバーしていたようです。
そして更新の際に、次回は「肝・胆道系疾患」を補償対象外して保険を引き受ける旨の通知がアクサから届き、それに対しての抗議が炎上のきっかけとなったようです。
この炎上はデメリットでご説明した「特定傷病補償対象外特約」が適用されたケースですね。
アクサダイレクトのペット保険は「特定傷病補償対象外特約」を本当に適用する場合があるということでしょう。
保険の更新を断られた
ふたつめはTwitterに投稿された内容で、アクサから以下の内容が送られてきたといった投稿でした。
「相互が支払った保険料を考慮した結果、弊社が支払った金額が多く、これが続くとバランスが悪くなるので、契約を破棄します」
文章の正確性は分かりませんが、つまり、保険の利用が多いから更新拒否を言い渡されたようですね。
こちらも「引き受け条件」に、継続の際でも審査を行い、審査結果によっては引き受けできない場合があると明記されているので、炎上した件は信ぴょう性が高いように思えます。
アクサダイレクトのペット保険のデメリットまとめ!更新時に特定の傷病を補償対象外としたり、継続拒否されたりする場合があるので注意
アクサダイレクトのペット保険のデメリットや、注意点について解説してきました。デメリットや、注意点をまとめると以下のようになります。
- 70%補償プランに加入していても、11歳以降は強制的に50%補償プランに変更される
- 更新時に特定の傷病を補償対象外とされる場合がある
- 保険の更新を断られる場合がある
アクサダイレクトのペット保険は、大手が提供しており、年間補償限度額までなら補償回数無制限で利用できる手厚い保険だと思いきや、隠れたデメリットが多くあるペット保険でした。
炎上した件はどちらも重要事項説明書に記載がありましたので、ペット保険に加入する際は必ず重要事項説明書を確認したほうがいいでしょう。
\元ペット保険屋さんが選定 /
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